利用者を送迎する際の注意点

現在、介護職に就いている人の中には、送迎が仕事の一つになっているという人もいるのではないだろうか。
ここではそんな人に向けて、送迎をする際の注意点を紹介したいと思う。

まず、注意しておきたいのが、利用者を迎えに行く前に前日のお酒が残っていないかという点。
仕事がある日の前日には飲まないのが一番だ。
しかし、時にはうっかり忘れて飲んでしまうこともあるだろう。

2合であれば8時間程度、4合であれば半日以上時間が経過していなければアルコールは抜けない。
そのため、もし飲む場合は、夜遅くまで晩酌をしないと決めることが大事である。
もし不安がある場合は、送迎を他の人に代わってもらうのがベターだ。

また、帰りの送迎の際は、これまでの労働による疲れが原因による眠気と、夕日の眩しさに注意しながら走行することが重要だ。

そしてとにかく、最も注意しなければならないのが交通事故だ。
朝お迎えに行く際は、通勤時間ということもあり道路が混雑しており、みんなが急ぎがちであるため、あおったりと乱暴な運転をする自動車に遭遇するかもしれない。
そんな自動車と出会って事故に遭わないようにするには、時間に余裕をもって送迎することが大事だ。

そしてもう一つ、身だしなみにも注意が必要だ。
送迎という仕事は、実際に送り届ける利用者だけではなく、その家族との関わりもある。

送迎ドライバーの髪型がだらしなかったり、服が汚れていたりしていると、ご家族は「この人に任せていいのか」と不安になってしまう。
一人の業務とはいえ、送迎は接客業であるという認識をしっかり持ち、清潔な身だしなみを心がけよう。